第627回 BOOKニュース12月編
- 200坪の広さで今こそ伝えたい本屋体験を提供11月1日OPEN!アイブック フレスポ恵み野店
- 12月6日(土)函館 蔦屋書店12周年記念トーク開店時から勤務のコンシェルジュ福島誠さんが語る
- ハンドメイドイベント「札幌マルシェ」の主催者がZINEに着目!12月8日(月)札幌初開催「札幌ZINEマルシェ」at SCARTS !
[2025.12.1]
[今週の一枚]

200坪の広さで今こそ伝えたい本屋体験を提供 11月1日OPEN!アイブック フレスポ恵み野店

2025年11月1日、北海道では久しぶりの大型書店開店の知らせが入った。中標津町のマル五中尾書店を本店とするアイブックがJR「恵みの駅」西口にあるショッピングモール「恵み野フレスポ」にオープン。アイブックとしてはシーナシーナ屯田店や岩見沢店に続く3店舗目(西友厚別店・イトーヨーカドー福住店は閉店)となり、グループ中最大規模の200坪の広さが話題を呼んでいる。



新店舗を預かるのは、元イトーヨーカドー福住店勤務の長谷山真吾店長だ。「10万冊の選書は日販さんのお力を借りながらコミック・文庫などはスタッフが頑張って選んでくれました。当社としてもこの規模での営業は初めてのチャレンジ。広さを活かした一つ一つのコーナーをお客様に楽しんでいただきたいです」と語りながら、まずは無事に開店日を迎えられたことに安堵の表情を浮かべていた。



恵庭といえば、「本のまち」だ。元恵庭市立図書館長で2005年から2009年にかけて恵庭市長を務めた中島興世氏が図書館長時代の2000年12月に北海道で初めてブックファースト(市内で生まれたすべての赤ちゃんに絵本をプレゼントする取り組み)を実施。
市長在職中も市の総合計画に読書支援政策を積極的に取り入れ、「本のまち」の土台を築きあげた歴史がある。
他方、全国的な傾向としても図書館と書店が同じ「本のある空間」として協働でイベントを行う、「もりおか本屋さんサミット」などの事例が増えてきた。今後、恵庭にできた新生アイブックでも広い店内を活用した様々なイベントが生まれることに期待したい。



「店独自のカラーが出来上がっていくのはこれから」という長谷山店長のもと、スタッフ構成はアイブック旧店からの札幌組のほか、冬場もし札幌組が通勤困難時の場合も問題なく開店できるように恵庭在住組も採用し、万全の体制を整えた。店がこれから目指すのは量と質の充実だ。
「今の時代だからこそ紙の本の魅力を伝えたい。地元の方々の声を取り入れながら恵庭らしい本屋体験を提供し、本屋はまだのびしろがあるジャンルであることを発信していきたいです」

12月6日(土)函館 蔦屋書店12周年記念トーク 開店時から勤務のコンシェルジュ福島誠さんが語る
2025年12月5日に開店12周年を迎える函館 蔦屋書店。元紀伊國屋書店書店員のキャリアを活かし、2013年の函館 蔦屋書店開店時から「コンシェルジュ」として働き続ける福島誠さんのトークイベントが開催される。
書店員人生50年の福島さんが見てきた函館 蔦屋書店の歩みを追体験できる貴重なトークは、同店2階ステージで12月6日(土)13時から。参加費無料、事前予約も不要。詳細は下記のリンク先へ。
ハンドメイドイベント「札幌マルシェ」の主催者がZINEに着目! 12月8日(月)札幌初開催「札幌ZINEマルシェ」at SCARTS

ZINEイベントが今アツイ。文学フリマやZINEフェスなどの全国展開しているイベントや札幌独自のNEVER MIND THE BOOKSなど、内容や規模はさまざまだが、その熱は広がるばかり。
12月8日(月)にも札幌市民交流プラザ SCARTSコートで「札幌ZINEマルシェ」が開催される。
主催は2022年から「札幌マルシェ」を開催している株式会社シェアドア。ZINEイベントの開催はこれが初となる。
会場が街中というアクセスの良さと、ふらっと立ち寄っても全出店者を見てまわれる30組程度の規模が、ZINEイベント参加のハードルを大きく下げてくれそうだ。
市場流通の本とは異なる自費出版ZINEの世界は、著者だけでなく来場者に”今の自分が何に関心を持っているか”を再確認する場なのではないかと思う。
電子書籍やオーディオブックが定着してきた時代に、著名な文筆家ではない一般人が作る紙媒体に惹かれる自分とは何なのか。初めは「面白そう」と見る側だった人が「自分もやってみたい!」と翌年から作り手になるという話も、ZINEあるあるだ。
まずは気軽な気持ちで会場へ。平日の月曜、午前10時から始まり午後3時に終わるためご来場は計画的に。
詳細はシェアドアのnoteまで。
—–